これ全部できるかな?
タイトルからこれ一緒にやってみない?と誘われているようなワクワクするタイトルですね
時代を超えて愛されるロングセラーはらぺこあおむしの作者「エリック・カール」さんの絵本です
パッと目を引くカラフルで鮮やかな色使いは小さい子もパッとひきつけますね
色を塗った紙を切り抜いて、貼り付けていくコラージュ技法で描かれているそうで、一目見たらエリック・カールさんだ!とわかる作風は唯一無二で大好きです
さて、今回は色の魔術師と呼ばれる圧巻の絵と共に一緒にわくわくを体験しましょう
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絵本紹介「できるかな?あたまからつまさきまで」
【作 エリック・カール/訳 くどうなおこ/ 出版 偕成社】
あらすじ
頭をぐるんぐるん回すぺんぎんが、きみはできる?とたずねてきます
ぐいーんと首をのばせるキリンがあなたはできますか?とたずねてきます
肩を上げ下げできるバッファローがきみはできる?とたずねてきます
そのほかにもさるやわにから人間まで計12種類の生き物たちが12種類の体操をできるかな?とたずねてきます
注目ポイント
12種類の動物と12種類の動き、そしてそれぞれ独特でありぴったりな擬音語に注目です
一緒に体を動かす内容の絵本の中でも12種類ってなかなかないですよね!充実した内容になっています
しかもそれぞれ動物の特徴にあった動きによって、イメージしやすくなりきって固有覚を意識できます
頭をまわす=ぐるんぐるん
首をまわす=ぐいーん
肩を上げ下げ=あげさげ
動物の特徴に合わせた動きでもきりんは見た目で首が長いから=ぐいーんとまわすというよりは、けんかするときなど、きりんは実際に首をグイっとふってケンカをするので、特性や行動にマッチした動きになっているので、より踏み込んだ生きた知識になります
さそってくる言葉も「きみはできる?」「あなたはできますか?」「あんたはできるかな?」など、毎回少しずつ違った言い回しをしています。同じ様な言葉でも言い方によってキャラクターまで想像できそうでおもしろいなと思います
できるかな?あたまからつまさきまでまとめ
31㎝×23㎝とA4ファイルくらいの大き目サイズの絵本で、見開きで飛び込んでくる絵は迫力満点で、こども達もすぐ引き込まれるでしょう
肩こりゴリゴリの私には方の上げ下げは中々ぎこちなく、ロバの体操は2歳になりたての頃はできているか怪しいくらいの完成度でしたが、出来ようが出来まいがとにかくかわいい!本人は自信満々ですしね
お子様の発達段階に応じてできることが増えてきたり、頭の中のイメージとがリアルにつながってきたりと変化を楽しみながらくり返し読んでいきたい1冊です
動物が好きな子、体を動かすのが好きな子におすすめです
CDも発売されていて、音源バージョンで軽快なリズムとまねっこできてそちらもおすすめです
12パターンものリズミカルな擬音語と、動物の特性に合わせた動作であたまからつまさきまでそれぞれの固有覚を意識して動かすことができます。頭だけ、肩だけ、足だけを動かすって頭使いますからね!
頭と体を楽しく鍛えましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます
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